セイバンモロコシ

生息環境

道端、河川敷、堤防、草地、畑地、樹園地

選定理由

県内各地の河川敷や道端などで分布を拡大している。大型の多年草で、単一群落を形成することもあり、河原や草地に生育する在来種との競合が懸念される。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 イネ科 別名 なし
学名

Sorghum halepense (L.) Pers.

原産地 ヨーロッパ(地中海地域)
生態的特徴

大型の多年草。高さ1~2.5m、葉は長さ20~70cm、ススキに似ているが、葉の縁はあまりざらつかず、手を切ることはない。花期は7~9月、赤茶色を帯びた円錐状の穂をつける。穂は高さ20~50cmになる。地下茎による栄養繁殖及び種子繁殖の両方で分布を拡大する。

侵入経緯

飼料植物として1943年に千葉県に導入された。県内では1950年頃に福岡市で初めて確認され、その後、1960年代中頃には各地で繁茂するようになった。

定着状況
県内
各地に普通
国内
本州、四国、九州、沖縄、小笠原

同じカテゴリーの侵略的外来種