カラドジョウ
生息環境
河川、クリーク、水路、水田、湖沼、池沼
選定理由
絶滅危惧種である在来のドジョウとの競合や交雑のおそれがある。また、水生昆虫類を捕食していた事例があり、それらへの悪影響も危惧される。現在の分布域は限られており、根絶できる可能性がある。また、中国産のドジョウを含めて放流を防止する啓発も必要である。
カテゴリー | 要対策外来種 | 高次分類群 | 魚類 |
---|---|---|---|
分類 | コイ目ドジョウ科 | 別名 | なし |
学名 |
Misgurnus dabryanus (Dabry de Thiersant, 1872) |
||
原産地 | 朝鮮半島、中国中南部~ベトナム北部、台湾 | ||
生態的特徴 |
体長10~20cmの純淡水魚。流れのない泥底の環境を好む。繁殖期は初夏で、植物が豊富な高水温の浅い湿地、水田に侵入して産卵する。 |
||
侵入経緯 |
中国産の食用ドジョウに混ざって輸入された。国内では1961年に長崎県で初めて確認され、1990年代以降に関東地方北部で多数の定着が確認されている。県内では2008年に遠賀川水系彦山川(大任町)で初めて確認され、その後福津市でも定着が確認されている。 |
||
定着状況 |
|