ヤサイゾウムシ

生息環境

畑地、水田、荒地、道端、河川敷

選定理由

農作物の重要害虫としてよく知られており、極めて多くの種類の植物を食害する。特にハクサイやコマツナ、ホウレンソウなどの害虫として知られる。根絶は困難であるが、個体数を一定以下に抑えるための計画的な防除が必要な状況である。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 昆虫類
分類 コウチュウ目ゾウムシ科 別名 なし
学名

Listroderes costirostris Schoenherr, 1826

原産地 ブラジル
生態的特徴

成虫は体長約9mm。幼虫、成虫ともに植物の新芽や葉を食べる。アブラナ科、ナス科、セリ科を中心に34科以上の植物を食べることが知られる。春に蛹化し初夏に羽化した後に夏眠し、秋から活動を開始する。日本に生息する系統は雌のみで単為生殖を行う。

侵入経緯

輸入された植物種苗に付着して侵入したと考えられる。国内では1942年に岡山県で初めて確認され、県内では1951年に築上郡で初めて確認された。現在は本州以南に広く定着している。

定着状況
県内
広く分布すると思われるが詳細は不明
国内
本州、四国、九州、沖縄

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