ハリエンジュ

生息環境

海岸林、海岸砂浜、二次林、河川敷、荒地、市街地

選定理由

海岸、平地から丘陵にかけて分布し、しばしば群生する。玄界灘の海岸砂丘ではマツ枯れ後に繁茂しているところもある。競争力、再生力が旺盛であり、アレロパシー作用もあるため、在来種と競合する。また、窒素固定によって土壌の富栄養化が進行し、植生の変化をもたらす。


カテゴリー 要対策外来種 高次分類群 維管束植物
分類 マメ科 別名 ニセアカシア
学名

Robinia pseudoacacia L.

原産地 北アメリカ
生態的特徴

落葉高木。高さ25mになる。葉は羽状複葉、枝に棘がある。5月頃、白い花を房状につける。種子繁殖のほか、土中の水平根からの萌芽によって分布を拡大する。切株からも萌芽する。

侵入経緯

1873年に渡来。第二次世界大戦後(1945年以降)に緑化木、街路樹として広く植栽された。県内では海岸砂防林としてクロマツとともに植栽された。また、ボタ山の緑化にも用いられた。

定着状況
県内
各地にやや普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄

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