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クチナシの花

 6月8日、九州北部の梅雨入りが発表されました。昨年より9日早く、平年より4日遅い梅雨入りとなりました。

 今年は梅雨入り早々に大雨となってしまいましたね。でも、外に出るとカエルの元気な合唱が聞こえたり、アジサイやクチナシの花がちょうど見ごろを迎えたりと、季節ならではの風景が広がっています。クチナシは、春のジンチョウゲや秋のキンモクセイと並ぶ「三大香木」のひとつで、甘くて濃厚な香りにはリラックス効果があるそうです。梅雨のじめじめした空気のせいで、なんとなく気分まで沈みがちですが、雨の合間に外へ出て、季節の移り変わりを感じてみるのもいいかもしれませんね。

*クチナシについては、当ホームページの「身近な生きもの図鑑」もご覧ください

【2025年6月13日】

小満に関係する写真:左上スイカズラの花に訪れるクマバチ、右上ハゼノキの花、左下水田、右下麦畑

 5月は梅雨入り前の穏やかな気候が続き、さわやかな陽気を楽しめる時期ですが、先週から最高気温が25℃を超える暑い日が続いています。まだ体が暑さに慣れていない時期ですので、こまめに水分補給をするなど熱中症にお気をつけください。

 さて、暦では、5月21日から二十四節気の「小満(しょうまん)」、あらゆる生命が満ち満ちていく頃、に入ります。福岡県保健環境研究所でも、スイカズラやハゼノキなど様々な花が咲き、クマバチやハナアブの仲間が飛び交っています。また、田植えや麦の収穫期を迎えることから、農業においても重要な時期とされています。生命の躍動を感じられるこの時期、周りの自然に目を向けてみてはいかがでしょうか。

【2025年5月22日】