カモガヤ

生息環境

畑地、樹園地、道端、荒地、草地、河川敷、堤防、海岸砂浜、林縁

選定理由

再生力が旺盛で、根茎で繁殖する。花粉症の原因植物である。県内各地の道端、畑地、草地などに見られ、緑化植物や牧草として広く利用されている。しばしば群生するため、在来種との競合が懸念される。利用地外への個体や種子の逸出を防止するなどの啓発が重要である。


分類 イネ科 別名 オーチャードグラス
学名

Desmodium paniculatum (L.) DC.

原産地 ヨーロッパ
生態的特徴

多年草。茎は株立ちして高さ0.5~1.2m、葉は10~40cm、幅5~14mm。花は6~8月、高さ10~30cmの花茎を伸ばし緑色の花をつける。飼料用、早期緑化用として優れていることから、様々な品種が育成されている。

侵入経緯

江戸末期の文久年間(1861~1864年)に渡来した。明治初期(1868年)には北アメリカから牧草として導入され、その後、野生化した。県内では1935年頃に北九州市で確認された。

定着状況
県内
各地に普通
国内
北海道、本州、四国、九州、沖縄、小笠原

同じカテゴリーの侵略的外来種