ナズナ(薺)

ナズナ

 田畑、道端、荒地などに普通に見られるアブラナ科の一年草(越年草)。福岡県の平地では、1月頃から花茎を伸ばして白い小さな花をたくさんつけます。果実は三角形で、三味線のバチに似ていることから、三味線を弾く音に例えてペンペングサの別名もあります。春の七草の一つで、まだ花茎が伸びていない根出葉(地面に接して放射状に広がった葉)を七草がゆに入れて食べます。少し野生の味がして、おいしく味わえます。

<2021年2月掲載>