ヤマノカミ(山の神) 国内では有明海奥部とその流入河川にのみ生息する珍しい魚です。春から秋にかけては塩分のない川や水路などで成長しますが、水温の低下する11月中旬頃から有明海に降りて、タイラギなどの貝殻に産卵します。卵から生まれた個体は春に川を遡上します。産卵するための二枚貝の減少や、堰の建設により海と川を行き来できなくなっていることから、個体数が大きく減少しています。 <2014年12月掲載>