セボシタビラ(背星田平)

セボシタビラ

 九州に固有のコイ科の淡水魚です。産卵期は3月から4月で、この時期のオスは腹部が黒色に、腹鰭(はらびれ)と臀鰭(しりびれ)の先端が鮮やかな白色に、体は青みがかった美しい緑色になります。柳川市で採集された標本に基づいて名前がつきました。かつては筑後川や矢部川周辺の農業用水路に多くみられましたが、水路の改修により生息地が消失し県内では絶滅寸前です。

<2017年4月掲載>