カジカ(鰍) 川の上流域に生息する淡水魚で、大きな胸鰭(むなびれ)と愛嬌(あいきょう)のある顔つきが特徴です。川にすむ魚は春から夏が産卵期という種が多いのですが、カジカはちょうど今頃から早春が産卵期です。水温が低く、流れの早い水のきれいな瀬で暮らしており、主に水生昆虫を食べます。県内では矢部川水系など比較的多くみられる場所も残っていますが、水質の悪化やダム建設等の影響で、生息に適した環境は減りつつあります。 <2017年2月掲載>