チクゼンハゼ(筑前鯊)

チクゼンハゼ

 河口の干潟に生息する体長4cmほどの小さなハゼ。産卵期は1月から3月で、アナジャコ類(小さなエビの仲間)の巣穴を利用します。筑前の名が示すとおり、福岡市の金屑川河口で発見され、新種として発表されました。北海道南部から九州に広く分布しますが、各地で生息地が減っており、環境省版レッドリストで絶滅危惧種に選定されています。

<2014年1月掲載>