ふくおか生きもの見つけ隊

 ふくおか生きもの見つけ隊は、自然の中で色々な生きものを観察して発見した場所を報告して情報交換を行う、県民参加型調査です。
 ふくおか生きもの見つけ隊は、2014年からスタートし、初級編:身近な環境、中級編:里山、中級編:水辺・草地の3部、計56種の生物調査を展開しています。これまでに約3,000人の方々にご参加いただき、9,800件以上の調査結果を報告していただきました。

 みなさんもぜひ調査をしてみませんか?調査の参加方法はページ後半に記載しています。

初級編:身近な環境

 「初級編:身近な環境」では、庭や公園、河川敷や水路、道路などの身近な環境でみられる15種の動植物を調査対象にしています。調査対象種は、似ている生き物があまりおらず比較的見分けやすいものを選んでいます。また、在来種と外来種を織り交ぜた種のチョイスになっており、外来種問題に関心を持っていただくきっかけになれば、との願いも込められています。
 下記の「調査用生きものガイド」に写真や生態、見られる季節、場所などを掲載していますので、ぜひこのガイドを参考に身近な環境でこれらの生きものを探してみてください。

初級編ガイド
調査用生きものガイド(初級編)の表紙
初級編の調査対象種リスト
初級編の調査対象種
初級編写真
初級編の調査対象種の写真

中級編:里山

 「中級編:里山」は、雑木林や田畑、人家、水路などが集まっている里山が舞台の調査です。里山や身近な自然でどんぐり、クワガタムシ、セミ、コガネグモの仲間たちを探して、体のつくりなどの違いをじっくり見比べることを目的にしています。調査対象種は計19種です。
 下記の調査用生きものガイドでは、これら4つの仲間の見分け方を紹介しています。例えばどんぐりの仲間では、拾ったどんぐりの殻斗(ぼうし)やどんぐりの形から種を見分けることができるようになっています。また、ガイドにはそれぞれの仲間の体のしくみや雑学などを解説していますので、観察のヒントも盛りだくさんです。

中級編里山ガイド
調査用生きものガイド(中級編:里山編)の表紙
中級編:里山リスト
中級編:水辺と草地の調査対象種
里山編植物写真
中級編:里山の調査対象植物の写真
里山編動物写真
中級編:里山の調査対象動物の写真

中級編:水辺と草地

 雨が多い日本には、水田や水路などたくさんの水辺があり、そのまわりや公園などの草地には、様々な草花が咲きほこります。このような場所には、植物を食べる昆虫、それを食べる魚やカエル、それを食べる鳥など、豊かな生態系が育まれています。「中級編:水辺と草地」は、そんな水辺や草地が舞台の調査です。
 ガマ、カラスウリ、サギ、カエル、カマキリの仲間の計22種が調査対象です。中級編:里山と同様、以下の「調査用生きものガイド」にはそれぞれの仲間の見分け方や生態をはじめ、体のしくみや雑学などが解説されています。

中級編水辺と草地ガイド
調査用生きものガイド(中級編:水辺と草地)の表紙
中級編:水辺と草地リスト
中級編:水辺と草地の調査対象種
水辺草地編植物写真
中級編:水辺と草地の調査対象植物の写真
水辺草地動物写真
中級編:水辺と草地の調査対象動物の写真

ふくおか生きもの見つけ隊の参加方法

 観察結果の報告は、環境省運営のWebサイト「いきものログ」にある「ふくおか生きもの見つけ隊調査報告ページ」で行っています。ぜひ、いきものログにアクセスして他の隊員の報告を見たり、ユーザー登録を行って観察結果を報告してみてください!
 なお、2014-2016年度の結果は以下の報告書でも取りまとめられています。

環境省運営の「いきものログ」はこちら
「いきものログ」での報告方法はこちら
2014-2016年度の結果報告書はこちら(注:2.98MBあります)