福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

イリエツボ

学名:Pseudonoba yendoi (Yokoyama, 1927)

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2024概説

イリエツボの写真

撮影:和田太一

分類群 貝類
目名 エゾタマキビ目
科名 ワカウラツボ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由
全国的に産出例が極めて少ない(日本ベントス学会,2012)。県内では博多湾と周防灘から記録があり,博多湾では近年も生息が確認されている。2009年に生息が確認された地点は,博多湾東部の貧酸素の発生する海域で,シズクガイ Theora lata,チヨノハナガイ Raeta pulchellaが同所的に生息している(福岡市環境局,2012)。土田ほか(1991)の記録でもこれらの種と共に採集されている。こうしたことから,泥底を好みやや汚染に強い種と考えられるが,生息確認例は少なく,分布は局限されている。
危機要因 海岸開発 産地局限
分布情報
北九州市小倉南区,福岡市東区,博多湾

MAP
種の概要
殻長4.5mm,細い塔形,白色。東京湾・能登半島から九州,朝鮮半島に分布(日本ベントス学会,2012)。内湾奥部の潮下帯の軟泥底に生息する。
生息環境
  • 海域
補足情報
Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.