福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

ミズコハクガイ

学名:Gyraulus soritai Habe, 1976

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2024概説

ミズコハクガイの写真

撮影:亀井裕介

分類群 貝類
目名 モノアラガイ目
科名 ヒラマキガイ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
全国的な希少種で,2000年代以降に県内で確認されているのは2か所のみである。いずれの産地も個体数は少なく生息状況は不安定である。微小な種であり未発見の産地もあると思われるが,水生植物が豊富でエコトーンを備えた浅い湿地環境に生息する種であることから,圃場整備や遷移進行により生息に適した環境は失われつつある。
危機要因 湖沼開発 河川開発 湿地開発 水路改修 農薬使用
分布情報
大牟田市,柳川市

MAP
種の概要
殻径約3mm。左巻きで螺管は殻口に向けて強く広がる。殻頂は顕著に落ち窪む。殻口は斜め下向きに開く。触角は細長い三角形で,やや幅広く短い。常時水がある河川氾濫原や休耕田,ため池尻の湿地などに生息し,水際の植物や落ち葉に付着して生活する。完全に水中に侵入することはほとんどなく,主にエコトーンでみられる。北海道から九州に分布。
生息環境
  • 湿原・池
  • 水田・水路
補足情報
Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.