ウラカガミ
学名:Dosinia penicillata (Reeve, 1850)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内では,博多湾・有明海から殻が記録されているが,生息記録は無く,近年ではほとんど確認例がない。本種は主に内湾潮下帯泥底に生息し,生息状況の把握が困難な種である。また,古い遺骸も合弁で靭帯が残っていることが多く,生息の判断も難しい。有明海や周防灘の潮下帯には生息している可能性があるが,さらに調査が必要である。 |
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危機要因 | 海岸開発 水質汚濁 |
分布情報 |
北九州市小倉南区,福岡市東区,福岡市中央区,柳川市,大牟田市,宗像市,福津市
MAP |
種の概要 | 殻長50mm,やや角張った類円形で,膨らみは弱く,薄質,密な成長脈輪肋がある。Kafanov & Lutaenko (1997)によれば,タイプ標本の套線湾入は非常に深く,幅がやや広い。陸奥湾から九州,沿海州南部,朝鮮半島,中国大陸に分布。内湾の低潮帯から水深20mの泥底に生息する。学名は,Huber (2010)の見解に従った。Dosinia corrugata (Reeve, 1850)は殻が類円形で,套線湾入は細く,極めて深い別種。 |
生息環境 |
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