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種の解説

ウラカガミ

学名:Dosinia penicillata (Reeve, 1850)

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改訂版RDB2024概説

ウラカガミの写真

撮影:水元己喜雄

分類群 貝類
目名 マルスダレガイ目
科名 マルスダレガイ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由
県内では,博多湾・有明海から殻が記録されているが,生息記録は無く,近年ではほとんど確認例がない。本種は主に内湾潮下帯泥底に生息し,生息状況の把握が困難な種である。また,古い遺骸も合弁で靭帯が残っていることが多く,生息の判断も難しい。有明海や周防灘の潮下帯には生息している可能性があるが,さらに調査が必要である。
危機要因 海岸開発 水質汚濁
分布情報
北九州市小倉南区,福岡市東区,福岡市中央区,柳川市,大牟田市,宗像市,福津市

MAP
種の概要
殻長50mm,やや角張った類円形で,膨らみは弱く,薄質,密な成長脈輪肋がある。Kafanov & Lutaenko (1997)によれば,タイプ標本の套線湾入は非常に深く,幅がやや広い。陸奥湾から九州,沿海州南部,朝鮮半島,中国大陸に分布。内湾の低潮帯から水深20mの泥底に生息する。学名は,Huber (2010)の見解に従った。Dosinia corrugata (Reeve, 1850)は殻が類円形で,套線湾入は細く,極めて深い別種。
生息環境
  • 海域
補足情報
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