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種の解説

ウラカガミ

学名:Dosinia (Dosinella) penicillata (Reeve, 1850)

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改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 ザルガイ目
科名 マルスダレガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

博多湾・有明海から殻が記録されているが,生息記録はない。大分県中津市沖の周防灘で,ごく新鮮な合弁が採集されており,県内の周防灘沿岸にも生息している可能性が高い。本種は日本では内湾潮下帯泥底に主に生息し,生息状況の把握が困難な種である。また,古い遺骸も合弁で靭帯が残っていることが多く,生息の判断も難しい。有明海や周防灘の潮下帯には生息している可能性があるが,さらに調査が必要である。

危機要因 海岸開発 水質汚濁
分布情報

湊町,箱崎,黒埼(岡本,1956),博多湾,有明海(高橋・岡本,1969);矢部川沖(2001年:殻)


MAP
種の概要

殻長50 mm,やや角張った類円形で,膨らみは弱く,薄質,密な輪肋がある。套線湾入は非常に深い。陸奥湾~九州,朝鮮半島,中国大陸に分布。内湾の低潮帯~水深20 の泥底に生息する。学名は,Huber (2010)の見解に従った。

生息環境
  • 海域
補足情報
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