ヤベガワモチ
学名:Paromoionchis sp.Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 国内では,有明海・八代海にのみ分布し,生息地は局限的である。県内では筑後川,沖端川,塩塚川,矢部川の各河口や大牟田市の塩性湿地に生息するが,生息範囲は狭い。矢部川,沖端川の生息地は改修工事によって大半が失われた。現在も安定して確認できるのは大川市と大牟田市の僅かな塩性湿地のみである。生息範囲が狭く,浚渫工事で生息地そのものが消失することが多い。河口域の泥地に生息し,ヨシ原近くのカニ穴や護岸の隙間などを隠蔽場所として利用するが,コンクリート護岸などによってヨシ原や隠蔽場所が失われると生息が困難になると考えられる。河川改修においては,特に注意を必要とする。 |
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危機要因 | 河川開発 海岸開発 水質汚濁 産地局限 |
分布情報 |
大牟田市,柳川市,大川市,みやま市
MAP |
種の概要 | 体長約60mm,体幅約25mmに達する。貝殻は退化している。背面は全体が茶色で模様がなく,多数の突起を有することで,センベイアワモチPlatevindex coriaceus (C. Semper, 1880)と区別できる。体は細長く,生時はふっくらとして柔らかく,重い。蹠面は体幅の約2/3 を占め,灰色を呈する。足の両側面の外套下面に黒褐色の小さい色素斑を有する。 |
特記事項 | ミトコンドリアDNA COI 領域における遺伝的多型解析では,南西諸島から西日本の砂泥質干潟に広く生息するドロアワモチOnchidium hongkongense Britton, 1984と同一種であることが示唆されている。 |
生息環境 |
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