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種の解説

ヤベガワモチ

学名:Onchidium sp.

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改訂版RDB2014概説

画像:長楕円形のナメクジ状で,灰黒色の背面に多数の疣と複数の眼点がある貝。ヤベガワモチ。
分類群 貝類
目名 異鰓目
科名 ドロアワモチ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

国内では,有明海・八代海にのみ分布し,生息地は局限的である。県内では沖端川,塩塚川,矢部川の各河口に生息するが,生息範囲は狭い。河口域の泥地に生息し,葦原近くのカニ穴や護岸の隙間などを隠蔽場所として利用するが,コンクリート護岸などによって葦原や隠蔽場所が失われると生息が困難になると考えられる。河川改修においては,特に注意を必要とする。

危機要因 河川開発 海岸開発 水質汚濁 産地局限
分布情報

有明海沖端川,塩塚川(口絵写真23),矢部川の各河口


MAP
種の概要

体長60 mm,長楕円形のナメクジ状で,灰黒色の背面には多数の疣と複数の眼点があり,中央の眼点は大きい。腹面は灰色で,側部には小さい黒点が多数ある。有明海,八代海,朝鮮半島に分布。未記載種の可能性がある。

生息環境
  • 河口・干潟
補足情報
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