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種の解説

マメタニシ

学名:Parafossarulus manchouricus japonicus (Pilsbry, 1901)

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改訂版RDB2024概説

分類群 貝類
目名 エゾタマキビ目
科名 エゾマメタニシ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
選定理由
全国的な希少種で,県内では1930年代に現在の大川市,柳川市,久留米市,遠賀町,鞍手町から採集されているが,その後の確実な記録は一切ない。全国的にも1960年代以降に急速に減少したことが知られている。本県の近郊地域では佐賀県と大分県に現存産地があることから,県内にも未知の産地が残る可能性はある。しかしながら,平地の止水環境は開発や圃場整備により悪化の一途をたどっており,絶滅寸前と思われる。
危機要因 湖沼開発 河川開発 湿地開発 水路改修 農薬使用
分布情報
近年の確実な記録がない。
種の概要
殻長12mm。螺塔は高く,各螺層は膨らみ太い螺助を備えるが,平滑な個体もいる。蓋は厚い石灰質。平野部の水田や水路,池沼などの浅い止水から緩流域のごく浅い場所の泥底に生息する。本州,四国,九州(北部)に分布するが,全国的に激減している。福岡県産の本種については,遠賀川水系産と筑後川水系産で殻形態に違いがあることが報告されている(岡部,1938)。
生息環境
  • 湿原・池
  • 水田・水路
補足情報
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