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種の解説

ホラアナゴマオカチグサ

学名:Cavernacmella kuzuuensis (Suzuki, 1937)

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改訂版RDB2024概説

ホラアナゴマオカチグサの写真

撮影:神田正人

分類群 貝類
目名 エゾタマキビ目
科名 カワザンショウ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由
県内では,平尾台に含まれる京都郡の洞窟で,1963年に1個体の生息が確認されている(伊藤,1967)。近年も同地で殻が1個体確認されているが,生息状況の詳細は不明。また最近,田川市において新たに生息情報(亀井裕介,未発表)が得られている。生息環境は洞窟の湿った石灰岩壁面とされ,鍾乳洞の観光化による洞内照明設備の設置や乾燥などは,生息を脅かす要因となる。また,本種は洞窟ごとに固有の種である(亀田ほか,2008)ともいわれ,生息の可能性のある環境は保全の緊急度が極めて高い。和名表記は環境省(2020)に従った。
危機要因 湿地開発 水質汚濁 産地局限 その他
分布情報
田川市,苅田町

MAP
種の概要
殻長2mm,半透明,淡黄褐色,体層は大きく膨れ,臍孔は狭く深い。本州から南西諸島の石灰洞窟の湿った壁面に生息するとされるが,大分県佐伯市(神田正人,1997年採集),五島列島(神田正人,1993年採集)では,近似種が非石灰岩地で確認されている。
生息環境
  • その他
補足情報
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