カブトガニウズムシ
学名:Ectoplana limuli (Ijima & Kaburaki,1916)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | カブトガニに特異的に寄生する種であることから,近年カブトガニが激減している玄界灘側では本種も危機的状況にあるものと判断される。県内で本種を対象とした詳細な調査は行われていないが,2023年に今津湾(福岡市西区)産のカブトガニに寄生している個体が撮影されている。 |
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危機要因 | 海岸開発 水質汚濁 産地局限 その他 |
分布情報 |
北九州市小倉南区,福岡市西区,糸島市
MAP |
種の概要 | 伸長時の体長約8mm,体幅約1mm。体は乳白色で細長く,頭部は丸くややとがる(鈍形)。頭部には1対の眼がある。カブトガニ成体の腹面の脚のつけ根などに寄生して生活する。卵はその鰓葉に産み付けられ,1個の卵殻から1~5個体の小虫が生まれる。岡山県から佐賀県にかけての,カブトガニ生息域に分布する。 |
特記事項 | 今後はカブトガニ調査にあわせて,本種の状況についても適宜記録しておく必要がある。 |
生息環境 |
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