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種の解説

カブトガニウズムシ

学名:Ectoplana limuli (Ijima & Kaburaki, 1916)

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改訂版RDB2014概説

分類群 甲殻類その他
目名 三岐腸目
科名 コガタウズムシ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

宿主であるカブトガニ(絶滅危惧IA 類)が激減。宿主特異性が強いため,本種も激減しているのは確実である。

危機要因 海岸開発 水質汚濁 その他 :宿主であるカブトガニの減少
分布情報

加布里干潟(糸島市),今津湾,曽根干潟など


MAP
種の概要

カブトガニに外部寄生する海生三岐腸類の一種で,カブトガニにおける寄生率はほぼ100。伸長時の体長は約8 mm,体幅は約1 mm。卵殻は長径1.2~1.7 mm の長楕円体状で短い柄があり,宿主の鰓葉に産みつけられることが多い。

特記事項

東南アジア産のカブトガニ類の他の2種(ミナミカブトガニTachypleus gigas (M?ller, 1785),マルオカブトガニCarcinoscorpius rotundicaudus (Latreille,1802))からは,別種のウズムシE. undata Sluys, 1983の外部寄生が確認されている。

生息環境
  • 河口・干潟
  • 海岸
  • 海域
補足情報
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