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種の解説

オヨギカタビロアメンボ

学名:Xiphovelia japonica Esaki & Miyamoto, 1959

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改訂版RDB2024概説

オヨギカタビロアメンボの写真

撮影:中島 淳

分類群 昆虫類
目名 カメムシ目
科名 カタビロアメンボ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由
県内では1959年以降長らく採集例がなかったが,2010年になって北九州市小倉南区の複数のため池から再発見された。近年の調査ではこのうち1か所のため池でのみ確認されており,状況が悪化している可能性もある。また,外来種トガリアメンボと競合している可能性も示唆されている。しかしながら,微小種で調査も不足している可能性を加味して,引き続き同ランクとして評価した。
危機要因 湖沼開発 河川開発 ため池改修 水質汚濁 外来種侵入
分布情報
北九州市小倉南区

MAP
種の概要
体長1.5~2.2mm。雄はやや小さい。背面は灰黒色で,中胸背と腹部に1対の銀白色斑がある。体型は菱形。細流や池沼の流れ込みなどに生息し,薄暗い環境を好む。水際や水面上で生活する。繁殖期は10月頃で,卵で越冬した後に6月頃孵化することが知られる。水面に落ちた小昆虫などを捕食する。タイプ産地は現在の福岡市南区。
生息環境
  • 河川
  • 湿原・池
補足情報
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