福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

ナガミズムシ

学名:Hesperocorixa mandshurica Jaczewski, 1924

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2024概説

ナガミズムシの写真

撮影:中島 淳

分類群 昆虫類
目名 カメムシ目
科名 ミズムシ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由
2000年代以降に北九州市若松区,福津市,遠賀町で採集例があるが,安定した生息地は確認されていない。水質が良好なため池にみられるが,多産していても数年でみられなくなることが多い。今後もため池環境の悪化が予想されることから,継続して注意が必要である。
危機要因 湖沼開発 湿地開発 ため池改修 水質汚濁 農薬使用 管理放棄
分布情報
福津市

MAP
種の概要
体長約10mm。背面は黄褐色で,前胸背に9~10本の黒色横帯,上翅に細かい黒色斑紋がある。複眼は赤褐色。水生植物が豊富な止水域に生息し,水質が良好な環境に多い。生活史の詳細は不明だが,新成虫は初夏に出現し,越冬は水中で行う。体型が細長いこと,後胸剣状板が短く菱形であることから,近縁他種と区別できる。
生息環境
  • 湿原・池
補足情報
Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.