ホッケミズムシ
学名:Hesperocorixa distanti hokkensis (Matsumura, 1905)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 1990年代に福岡市西区で,2000年代に福岡市南区,福津市での採集例があるが,福岡市の生息地はいずれも大きく環境が変化し絶滅した可能性が高い。現在,安定してみられる産地は福津市の1か所のみで,危機的状況が続いている。一方で,オオミズムシと混生していることも多く区別が難しいことから,今後新たな生息地が発見される可能性は残る。 |
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危機要因 | 湖沼開発 湿地開発 ため池改修 水質汚濁 農薬使用 管理放棄 |
分布情報 |
福岡市南区,福津市
MAP |
種の概要 | 体長約10mm。背面は黄褐色で,前胸背に8~9本の黒色横帯,上翅に細かい黒色斑紋がある。複眼は赤褐色。水生植物が豊富な止水域に生息し,水質が良好な環境に多い。早春に水中の植物表面に産卵し,新成虫は初夏に出現する。越冬は水中で行う。雑食性で藻類や小動物を食べる。オオミズムシに似ており,正確な同定には雄前脚跗節の特徴などをみる必要がある。 |
生息環境 |
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