タガメ
学名:Lethocerus deyrolli (Vuillefroy, 1864)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内における確実な野生個体の採集記録は北九州市八幡東区,うきは市における1960年代のものが最後である。しかし,2000年代以降も北九州市小倉北区,福岡市博多区,糸島市,新宮町で単発的な採集例がある。これらの一部は確実に人為的な放虫に由来すると思われるが,県内で野生個体群が再発見される可能性も僅かに残るため,前回に引き続き絶滅危惧IA類と評価した。 |
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危機要因 | 湖沼開発 湿地開発 ため池改修 水路改修 水質汚濁 農薬使用 観賞用捕獲 |
分布情報 |
糸島市
MAP |
種の概要 | 体長50~65mm。雄はやや小さい。体は茶褐色で,前脚は強力な鎌状になっている。水田,池沼,水路などに生息し,水生植物が豊富な環境を好む。繁殖期は初夏で,水面から突き出した木などに卵塊を産み付け,孵化するまで雄が世話をする。秋までに成虫となり,主に陸上で越冬する。カエル類やドジョウなどの小型脊椎動物を捕食する。 |
特記事項 | 国内希少野生動植物種(特定第二種) |
生息環境 |
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