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種の解説

タガメ

学名:Lethocerus deyrolli (Vuillefroy, 1864)

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改訂版RDB2024概説

タガメの写真

撮影:中島 淳

分類群 昆虫類
目名 カメムシ目
科名 コオイムシ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
県内における確実な野生個体の採集記録は北九州市八幡東区,うきは市における1960年代のものが最後である。しかし,2000年代以降も北九州市小倉北区,福岡市博多区,糸島市,新宮町で単発的な採集例がある。これらの一部は確実に人為的な放虫に由来すると思われるが,県内で野生個体群が再発見される可能性も僅かに残るため,前回に引き続き絶滅危惧IA類と評価した。
危機要因 湖沼開発 湿地開発 ため池改修 水路改修 水質汚濁 農薬使用 観賞用捕獲
分布情報
糸島市

MAP
種の概要
体長50~65mm。雄はやや小さい。体は茶褐色で,前脚は強力な鎌状になっている。水田,池沼,水路などに生息し,水生植物が豊富な環境を好む。繁殖期は初夏で,水面から突き出した木などに卵塊を産み付け,孵化するまで雄が世話をする。秋までに成虫となり,主に陸上で越冬する。カエル類やドジョウなどの小型脊椎動物を捕食する。
特記事項
国内希少野生動植物種(特定第二種)
生息環境
  • 湿原・池
  • 水田・水路
補足情報

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