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種の解説

タガメ

学名:Lethocerus deyrolli (Vuillefroy, 1864)

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改訂版RDB2014概説

画像:体色は灰褐色で、太い前脚の先端には1本の爪がある昆虫。タガメ。水中に潜っている。
分類群 昆虫類
目名 カメムシ目
科名 コオイムシ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由

県内では福岡市や北九州市周辺で近年も単発的な採集例があるが,いずれも放虫行為に由来するものと考えられている。確実な野生個体の採集記録は北九州市,うきは市における1960年代のものが最後である。しかし,熊本県阿蘇地域には生息しており,山間の小規模な水域にも生息することから,県内で再発見される可能性もわずかに残るため,ここでは絶滅危惧ⅠA類と評価した。

危機要因 湖沼開発 湿地開発 ため池改修 水路改修 水質汚濁 農薬使用 乱獲 管理放棄
分布情報

現在確実な生息地は知られていない。


MAP
種の概要

体長50~60 mm。植物の豊富な止水域や緩やかな流れのある水路などに生息する。生きた昆虫類や魚類,両生類などを捕食する。農薬に対する感受性が他の水生カメムシ類より高いことが知られている。

生息環境
  • 水田・水路
  • 湿原・池
補足情報

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