ミナミメダカ
学名:Oryzias latipes (Temminck & Schlegel, 1846)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内に広く分布する。特定外来生物カダヤシの侵入や,水路の三面コンクリート化により個体数が減少している地域が多い。さらに,近年,メダカ改良品種の飼育ブームにより,それらの天然水域への遺棄が目立っており,それらとの雑種化が危惧されており,絶滅リスクが増加した。今後,対策を行わなければ,将来の減少率は30%を超えると予測される。 |
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危機要因 | 水路改修 外来種侵入 異種交雑 |
分布情報 |
北九州市門司区,北九州市小倉南区,北九州市八幡西区,福岡市東区,福岡市博多区,福岡市南区,福岡市西区,福岡市早良区,大牟田市,久留米市,直方市,飯塚市,柳川市,八女市,筑後市,大川市,行橋市,豊前市,中間市,小郡市,筑紫野市,大野城市,宗像市,太宰府市,古賀市,福津市,うきは市,宮若市,嘉麻市,朝倉市,みやま市,糸島市,那珂川市,志免町,久山町,粕屋町,芦屋町,水巻町,岡垣町,遠賀町,小竹町,鞍手町,大刀洗町,大木町,広川町,香春町,糸田町,川崎町,福智町,みやこ町,築上町
MAP |
種の概要 | オイカワなどの稚魚の総称として“めだか”と呼ぶ場合もあるが,学術的にはそれは間違いである。河川中下流域の植生が豊富なワンド環境やそれに連なる水路,山間のため池などに生息する。観賞用のメダカだけでなく,小学理科の教材で扱うヒメダカも品種改良したものであり,天然水域へ逸脱させないように注意が必要である。保全対象として検討する場合,在来純系集団であるか,遺伝子レベルでの確認が必須である。 |
特記事項 | DNA分析情報:城島・大井(2017)環境管理,(一財)九州環境管理協会,46:44-48. |
生息環境 |
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