カワヒガイ
学名:Sarcocheilichthys variegatus variegatus (Temminck & Schlegel, 1846)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 那珂川,筑後川,矢部川,遠賀川,今川・祓川水系で生息が確認されているが,いくつかの水系では別亜種ビワヒガイの可能性(雑種を含め)が指摘されており,遺伝的攪乱による在来集団の消失が危惧される。また,本種はイシガイ科二枚貝類に産卵するが,二枚貝類の減少も続いている。かつて多くみられた筑後川中流に流入する支流や水路での減少が著しく,また那珂川での生息域の狭小化も認められており,ほとんどの生息地で生息条件が著しく悪化している。 |
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危機要因 | 河川開発 水路改修 競合種拡大 その他 |
分布情報 |
北九州市八幡西区,福岡市南区,久留米市,直方市,柳川市,八女市,筑後市,中間市,うきは市,宮若市,朝倉市,みやま市,那珂川市,遠賀町,鞍手町,大刀洗町,大木町,みやこ町
MAP |
種の概要 | 河川の中下流域やそれに連なる比較的流れのある水路に生息する。繁殖期は4~5月頃と考えられ,イシガイ科二枚貝類に産卵する。生活史の詳細については不明な点が多い。別亜種のビワヒガイと比較して頭部は丸く,吻は短い。雑種化などの確認を含め,網羅的なDNA解析の必要性がある。 |
特記事項 | ― |
生息環境 |
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