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種の解説

カワヒガイ

学名:Sarcocheilichthys variegatus variegatus Temminck & Schlegel, 1846

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改訂版RDB2014概説

画像:体の色は黄褐色で、体側には黒色の縦帯があり、さらに黒色の雲状班が点在する魚。カワヒガイ。
分類群 魚類
目名 コイ目
科名 コイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由

県内の確実な自然分布域は那珂川,筑後川,矢部川の3水系のみ。遠賀川水系や今川水系では琵琶湖淀川水系に生息する別亜種ビワヒガイと形態的にも遺伝的にも一致する集団の生息が確認されており,今後遺伝的な汚染による在来集団の消失が危惧される。また,本種はイシガイ科二枚貝類に産卵するが,二枚貝類の減少も続いている。

危機要因 河川開発 水路改修 水質汚濁 異種交雑 :ビワヒガイ
分布情報

那珂川,筑後川,矢部川の各水系。遠賀川水系にも生息するとの情報があるが未確認。


MAP
種の概要

河川の中下流域やそれに連なる比較的流れのある農業用水路に生息する。繁殖期は4~5月頃と考えられ,イシガイ科二枚貝類に産卵する。生活史の詳細については不明な点が多い。別亜種のビワヒガイと比較して頭部は丸く,吻は短い。

生息環境
  • 水田・水路
  • 河川
補足情報
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