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種の解説

コミミズク

学名:Asio flammeus (Pontoppidan, 1763)

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改訂版RDB2024概説

コミミズクの写真

撮影:片岡智徳

分類群 鳥類
目名 フクロウ目
科名 フクロウ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー
選定理由
冬鳥として農耕地や河川敷に飛来するが少ない。響灘埋立地,曽根新田,瑞梅寺川河口周辺,福津市津屋崎,遠賀川および筑後川の河川敷,椎田干拓,有明海沿岸干拓地などでそれぞれ数羽が越冬しており,県内の越冬数は50羽を超えないと考えられる。休耕地の減少とともに農地環境での生息適地は減少している。河川敷においては草刈りが徹底されている場所が多いため,本種の好む草地環境は少なくなっている。撮影対象として人気があるため,撮影者による影響も考えられる。
危機要因 湿地開発 草地開発 土地造成 その他
分布情報
北九州市若松区,北九州市小倉南区,福岡市西区,久留米市,柳川市,中間市,小郡市,宗像市,古賀市,福津市,うきは市,糸島市,築上町

MAP
種の概要
全長38cm。全体に褐色で斑があり,顔盤は淡灰褐色で眼の周囲は黒い。虹彩は黄色。耳羽が短く,胸の縦縞が太い(樋口ら,1997)。北半球の寒帯,亜寒帯で繁殖し,冬は主に温帯に渡って越冬する。日本では冬鳥としてほぼ全国的に渡来する。埋立地,河原の荒地,水田など広々と開けた荒れ地状の環境に多い。夜行性だが昼間も活動する。ハタネズミ,アカネズミなどのげっ歯類,ヒバリ,ツグミなどの小鳥や昆虫類を食べる(中村・中村,1995a)。
特記事項
カテゴリー判定基準:C2,D
生息環境
  • 草原
  • 河川
  • 湿原・池
  • 水田・水路
補足情報
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