タカブシギ
学名:Tringa glareola Linnaeus, 1758Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内各地の水田地帯に旅鳥として飛来する。越冬例もあるが,定期的な越冬地はみられない。淡水湿地性の渡りのシギ類の中では最も普通種で,現在でも県内各地でみられるが,減少率が特に高い種でもある。1980年頃には渡り期間を通じてコンスタントに群れがみられていたが,現在の飛来状況は断続的となっている。春は二毛作増加のため飛来期に生息適地となる水田が減少している。ハス田の減少や減反政策廃止に伴う休耕田の減少も要因の一つである。 |
---|---|
危機要因 | 気候変動 その他 |
分布情報 |
北九州市門司区,北九州市若松区,北九州市小倉南区,福岡市南区,福岡市西区,大牟田市,久留米市,豊前市,中間市,小郡市,筑紫野市,宗像市,古賀市,福津市,宮若市,朝倉市,みやま市,糸島市,宇美町,粕屋町,岡垣町,遠賀町,鞍手町,築上町
MAP |
種の概要 | 全長約20cm。長い嘴と,長い足を持つ小型のシギ類。上面は黒褐色に白斑,黒斑があり,腹部は白色。脚はくすんだ黄色。ユーラシア大陸北部か高緯度地域で繁殖し,アフリカ南部,インド,東南アジア,オセアニアで越冬する。全国的に渡り鳥として確認され,関東以南の地域で越冬する。湿地,湖,池沼,河川,水田,ハス田など,主に陸水域を多く利用する。軟体動物,クモ類,昆虫類,魚類,カエル,種子などを食べる(環境省,2014)。 |
特記事項 | カテゴリー判定基準:A2,D |
生息環境 |
|