福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

スギ群落〔巨木林〕

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2024概説

分類群 植物群落
植生区分 植林地・耕作地植生
相観区分 植林
RDB2024カテゴリー カテゴリーⅢ
RDB2011カテゴリー カテゴリーⅢ
環境省カテゴリー
選定理由
県内に広く見られるスギ人工林は,通常50年前後で伐採・植林・育林を繰り返し,100年を超える林分はごく僅かである。しかし,篠栗町若杉山や東峰村小石原には200~400年(中には500年以上)を経た林分が見られる。これらは山岳宗教と関係する場合が多いが,いずれも幹直径1mを超えるスギの群生地として貴重である。
危機要因 踏みつけ シカ増加 自然災害
分布情報
*篠栗町,*東峰村

MAP
群落概要
高木層はスギの純林で樹高は25~40 (最大55)m,直径はまちまちだが80~150(最大350)cmのものが多い。亜高木層以下ではタブノキ,シロダモ,カゴノキ,バリバリノキ,シキミ,ヤブツバキ,ヒサカキ,ケクロモジ,ヤブムラサキ,アオキなどが多い。林床はイノデ類,キヨスミヒメワラビ,イノコヅチ,フユイチゴなどが見られる。面積は若杉山,小石原ともに4ha前後である。なお小石原ではシカの生息密度が高く,従来見られたミヤコザサやアオキなどが激減している。
特記事項
行者スギ遺伝資源希少個体群保護林,環境省特定植物群落;31,100
生息環境
  • 山地森林
補足情報

20112014版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.