ヒノキ群落〔自然植生〕
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選定理由 | 英彦山地の岩崖上には,ヒノキ自然林が成立しているが,その規模は小さい。また,障子ヶ岳や望雲台の群落は,1991年の台風により甚大な被害を受け,いまだ回復途上である。林床植物にはシカの食痕が部分的に見られるが,岩角地のため比較的被害は少ない。優占種のヒノキは,RDB2024で準絶滅危惧に選定されている。 |
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危機要因 | シカ増加 自然災害 |
分布情報 |
添田町
MAP |
群落概要 | ブナクラス域の常緑針葉樹林。岩角地の断崖上に生育する。群落高30mになり,高木層はヒノキのほか,アカガシ,ブナ,ツガなどを伴う。亜高木層はあまり発達せず,ネジキ,リョウブなどが見られ,低木層はアセビ,ハイノキ,ツクシシャクナゲなどで構成される。草本層はツルシキミ,ミヤマシグレ,シシガシラなどが混生する。ツクシシャクナゲ-ヒノキ群集に該当する。 |
特記事項 | 耶馬日田英彦山国定公園特別地域,環境省特定植物群落;30,92 |
生息環境 |
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