ツバサゴカイ
学名:Chaetopterus cautus Marenzeller, 1879Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 全国的に激減。県内でも,以前は目にすることが多かったが,近年は,ほとんど生息が確認できなくなっている。本種の生息には,安定した干潟環境,厚い堆積層,良好な水の交換を必要とするため,干潟の破壊・消失が本種の個体群の減少をもたらしている可能性が高い。 |
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危機要因 | 海岸開発 水質汚濁 産地局限 その他 :干潟の悪化 |
分布情報 |
曽根干潟,沖端川河口,三池海水浴場など MAP |
種の概要 | 砂泥中に埋在しU字状の棲管を造る。棲管中で水中の懸濁物を濾過している。干潟だけでなく,潮下帯(水深20 以浅)からも見つかっている。棲管中には,しばしばオオヨコナガピンノやラスバンマメガニPinnix arathbuni Sakai, 1934などが共生している。虫体を刺激すると強く発光する。体長25 cm。 |
特記事項 | 環境省の自然環境保全基礎調査(2002~2004)では,全国19ヵ所で生息が確認されたが,このうち12ヵ所が九州沿岸に集中していた。 |
生息環境 |
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