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種の解説

シオマネキ

学名:Uca arcuata (De Haan, 1835)

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改訂版RDB2014概説

画像:片方の鋏脚が甲羅と同じくらいまで大きくなったカニ。シオマネキ。泥の上にいる。
分類群 甲殻類その他
目名 十脚目
科名 スナガニ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由

博多湾(和白干潟・多々良川・今津湾)と玄界灘(津屋崎・花鶴川など)の個体群はほぼ絶滅。周防灘の個体群(曽根干潟・築上郡上り松川)も危機的な状態にある。個体数の多い有明海でも,河川護岸改修などにより減少している。有明海では,アリアケガニ,ヤマトオサガニなどとともに漁獲され,「がん漬」という塩辛の材料にされている。

危機要因 河川開発 海岸開発 その他 :浚渫土砂廃棄
分布情報

上り松川(築上町),曽根干潟,筑後川,沖端川,塩塚川(柳川市),矢部川など


MAP
種の概要

雄は,左右いずれかの鉗脚が巨大化。内湾や河口域の塩性湿地周辺の泥質干潟に深さ最大50 cmの巣穴を掘って生息。大潮満潮線付近を分布の中心とする。甲幅35 mm。

特記事項

伊豆半島,紀伊半島,瀬戸内海,四国,九州,種子島,沖縄島から記録されるが,有明海・八代海を除けば個体数は少ない。

生息環境
  • 河口・干潟
補足情報

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