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種の解説

オオシャミセンガイ

学名:Lingula adamsi Dall, 1873

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改訂版RDB2014概説

画像:褐色の殻と肉茎を持つシャミセンガイ。オオシャミセンガイ。
分類群 甲殻類その他
目名 舌殻目
科名 シャミセンガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
選定理由

1927年の柳川沖での採集が,国内初。その後,1980年までに有明海奥部を中心に,湾中央部(熊本市河内町),湾口部(熊本県上天草市松島町)など多くの採集記録があるが,近年の採集記録がほとんどない。

危機要因 その他 :海岸開発、水質汚濁、産地局限などが考えられるが不明な点が多い。
分布情報

近年の分布情報は,県内では柳川沖(1992年),三池沖(2005年6月と8月),県外では荒尾干潟(1989年)のみ。長崎県諫早湾南岸神代の潮間帯に多産したが,現在は確認できない。


MAP
種の概要

低潮帯や潮下帯の砂泥底に生息。殻を上,肉茎を下にして潜る。干潟上では,1対の剛毛の束のある殻の前縁か,2~3個の泥の小孔しか確認できないことが多い。殻長70 mm。

特記事項

1980年以降の採集は,県内の記録を含め3地点4例のみ(上記)。

生息環境
  • 海域
  • 海岸
  • 河口・干潟
補足情報
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