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種の解説

マツカサガイ

学名:Pronodularia japanensis (Lea, 1859)

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改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 イシガイ目
科名 イシガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由
県内の水系に広く分布しているが,生息地は限定的で,個体数も少ない場所が多い。河川・水路の改修工事・水質汚濁などの環境変化により減少している。多々良川水系や那珂川水系などでは近年生息地の改変などが続き絶滅した可能性も高い(中島淳,未発表)。また,本種などのイシガイ科貝類はタナゴ類の繁殖飼育用に乱獲・商取引されることがあるが,過度の採集は絶滅を早める要因となり,厳重に慎みたい。
危機要因 河川開発 水路改修 水質汚濁 農薬使用 乱獲 産地局限
分布情報
遠賀川,今川,祓川,山国川,多々良川,那珂川,筑後川,矢部川などの各水系

MAP
種の概要
殻長60 mm程度。殻表は波状の彫刻が顕著。ニセマツカサガイに似るが,殻後縁には湾曲がない。東北から九州にかけての,小川や用水路の礫~砂泥底に生息する。幼生はオイカワ,カワムツ,ドジョウ,ヨシノボリの鰓や鰭に寄生する(近藤,2008)。
生息環境
  • 河川
  • 水田・水路
補足情報
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