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種の解説

トンガリササノハ

学名:Lanceolaria grayana (Lea, 1834)

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改訂版RDB2014概説

画像:色は茶褐色で、黒に近い、笹の葉形の殻を持つ貝。トンガリササノハ。
分類群 貝類
目名 イシガイ目
科名 イシガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由

県内の水系に広く分布するが,生息地はマツカサガイよりもさらに少なく限定的で,個体数も少ない。河川改修・水質汚濁などの環境変化により,個体群の消滅・縮小が起きている。本種は淡水魚類の繁殖飼育用に採取・商取引されることがあるが,過度の採集は絶滅を早める要因となるため,厳重に慎みたい。

危機要因 河川開発 水路改修 水質汚濁 農薬使用 乱獲 産地局限
分布情報

遠賀川水系,今川水系,祓川水系,山国川水系,那珂川水系,筑後川水系,矢部川水系(口絵写真39)


MAP
種の概要

殻長10~15 cm程度の笹の葉形。国内では愛知県以西の本州,四国,九州に分布し,河川や用水路の緩やかな流れの砂礫~砂泥底に生息する。幼生はオイカワ,カワムツ,ヨシノボリの鰓に寄生する(近藤,2008)。

生息環境
  • 水田・水路
  • 河川
補足情報

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