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種の解説

スミノエガキ

学名:Crassostrea ariakensis (Fujita, 1913)

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改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 カキ目
科名 イタボガキ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
県内では,有明海沿岸の地先や沖合いの干潟に生息する。筑後川河口沖や塩塚川河口沖など,河口域の低潮帯に多い。マガキ Crassostrea gigas (Thunberg, 1793),シカメガキと混生しているが,スミノエガキが水平・水直分布ともに最も狭い。大型個体を含む安定的な個体群のある場所は限られている。地理分布も限られているため,II類に評価した。「ひらがき」「せっか」などの名前で呼ばれ,筑後川河口域などでは本種の養殖が盛んであったが,昭和中期からノリ養殖に転換した。周防灘・曽根干潟からも記録があるが,著者らは標本を未確認。
危機要因 海岸開発 水質汚濁 産地局限
分布情報
沖端沖,矢部川河口沖(岡本,1956),周防灘,有明海(高橋・岡本,1969),北九州市曽根干潟(九州・琉球湿地ネットワーク,1999),柳川市沖,大牟田市地先(伊藤・松本,2013);筑後川沖(2008年:口絵写真35)

MAP
種の概要
殻高300 mmになる大型のカキで,有明海,不知火海,朝鮮半島,中国大陸沿岸に分布する。
生息環境
  • 河口・干潟
補足情報
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