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種の解説

クマサルボウ

学名:Anadara (Scapharca) globosa (Reeve, 1841)

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改訂版RDB2014概説

画像:殻表には34~36条の放射肋があり、その上を紫黒色の殻皮がおおっている貝。クマサルボウ。
分類群 貝類
目名 フネガイ目
科名 フネガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由

有明海では,かつて多く漁獲されていたが,1995年以降,激減している。1989年の調査(古賀,1991)では比較的多くの地点で生息が確認されているが,2007年の調査(吉田ほか,2009)では確認地点の減少が認められる。2007年の調査では筑後川河口沖に高密度生息域が確認されている(吉田ほか,2009)。周防灘では近年,確認されていない。福津市・博多湾・加布里湾でも稀に産出がみられるが,近年は生息が確認されていない。

危機要因 海岸開発 水質汚濁 産地局限
分布情報

周防灘,有明海(高橋・岡本,1969),柳川市沖端(佐藤,1973),加布里湾,博多湾(岡本,1977);柳川市沖端川河口沖(2005年),福津市福間海岸(泊秀治標本)


MAP
種の概要

瀬戸内海,有明海,九州北岸,中国大陸南部,東南アジアに分布。内湾の低潮帯~水深25 に生息。

生息環境
  • 海域
補足情報
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