ハネナシヨウラク
学名:Ceratostoma rorifluum (A. Adams & Reeve, 1848)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | かつて,響灘・玄界灘・博多湾の磯に多産したが,1980年代以降激減し,個体群の確認が困難になっていた。近年,博多湾西部で生息が確認されたほか,本県の県境に近い佐賀県唐津市浜玉町渕上でも生息が確認され(江川,2010),博多湾~玄界灘の個体群は復活傾向にあることが示唆される。これはインポセックスの原因となる有機スズ化合物の使用が1990年代以降規制された効果であると考えられる。また,本種の個体群動態は,同所的に生息するイボニシやレイシとの生態的競合も考慮する必要がある。 |
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危機要因 | 海岸開発 産地局限 その他 :インポセックス 水質汚染 |
分布情報 |
地行,西公園,鵜来島,志賀島,大島,岩屋(岡本,1956),玄界灘,響灘,博多湾,鵜来島,西公園(高橋・岡本,1969),糸島郡寺山(佐藤,1973);糸島市二丈福井,博多湾西部(2013年:口絵写真16a) MAP |
種の概要 | 日本海沿岸~九州西岸,朝鮮半島,中国大陸北部に分布。 |
生息環境 |
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