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種の解説

ニセマツカサガイ

学名:Inversiunio yanagawensis (Kondo, 1982)

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改訂版RDB2014概説

画像:殻は卵円形で、殻後縁は丸くわずかな湾曲がみられる貝。ニセマツカサガイ。
分類群 貝類
目名 イシガイ目
科名 イシガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由

学名のyanagawensisが示すように,柳川市二ツ川で採集された個体をもとに1982年に記載された。県内の産地は局限的でいずれの産地も個体数が少ない。河川・水路の改修工事・水質汚濁などの環境変化により危機的状況にある。また,本種などのイシガイ科貝類はタナゴ類の繁殖飼育用に乱獲・商取引されることがあるが,過度の採集も絶滅の要因となるため,厳重に慎みたい。

危機要因 河川開発 水路改修 水質汚濁 農薬使用 乱獲 産地局限
分布情報

遠賀川水系,筑後川水系,矢部川水系(口絵写真38)。タイプ産地は柳川市二ツ川(矢部川水系)


MAP
種の概要

殻長50 mm程度の卵円形。殻後縁は丸くわずかな湾曲がみられる。本州(滋賀県以西),四国,九州に分布。小川や用水路の砂礫~砂泥底に生息する。幼生はオイカワ,カワムツ,ヨシノボリの鰓に主に寄生する。

特記事項

タイプ産地は柳川市。

生息環境
  • 水田・水路
  • 河川
補足情報

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