ニセマツカサガイ
学名:Inversiunio yanagawensis (Kondo, 1982)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 学名のyanagawensisが示すように,柳川市二ツ川で採集された個体をもとに1982年に記載された。県内の産地は局限的でいずれの産地も個体数が少ない。河川・水路の改修工事・水質汚濁などの環境変化により危機的状況にある。また,本種などのイシガイ科貝類はタナゴ類の繁殖飼育用に乱獲・商取引されることがあるが,過度の採集も絶滅の要因となるため,厳重に慎みたい。 |
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危機要因 | 河川開発 水路改修 水質汚濁 農薬使用 乱獲 産地局限 |
分布情報 |
遠賀川水系,筑後川水系,矢部川水系(口絵写真38)。タイプ産地は柳川市二ツ川(矢部川水系) MAP |
種の概要 | 殻長50 mm程度の卵円形。殻後縁は丸くわずかな湾曲がみられる。本州(滋賀県以西),四国,九州に分布。小川や用水路の砂礫~砂泥底に生息する。幼生はオイカワ,カワムツ,ヨシノボリの鰓に主に寄生する。 |
特記事項 | タイプ産地は柳川市。 |
生息環境 |
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