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種の解説

ハイガイ

学名:Tegillarca granosa (Linnaeus, 1758)

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改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 フネガイ目
科名 フネガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
古い殻は県内各地でみられるが,生息が確認されているのは,有明海沿岸のみである。現在,有明海佐賀県沿岸には比較的多く生息するが,本県沿岸での産出は稀である。北九州市曽根干潟など周防灘の干潟域にも遺骸が多くみられ,近世まで生存していたと考えられるが,消滅時期は分かっていない。
危機要因 河川開発 海岸開発 水質汚濁 乱獲 産地局限 その他 :覆砂
分布情報
黒崎(岡本,1956),有明海(高橋・岡本,1969);柳川市大和干拓沖(2013年:口絵写真33),筑後川河口

MAP
種の概要
殻長60 mm,箱形,厚質,膨らみが強く,結節を備えた20本内外の放射肋があり,茶色い殻皮を被る。殻を焼いて「貝灰」を製造していたことが,和名の語源であるが,かつては柳川市沖端にも貝灰原料の本種の殻の山が存在した。有明海沿岸では「ししがい」「ちんみ」と呼ばれ,食用にされる。
生息環境
  • 河口・干潟
補足情報
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