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種の解説

ナカヤママイマイ

学名:Satsuma nakayamai Kuroda & Minato, 1975

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改訂版RDB2014概説

画像:殻がやや小型で円錐形、殻表は淡黄褐色,成長線を除き平滑で光沢があるカタツムリ。葉の上に乗っている。
分類群 貝類
目名 異鰓目
科名 ナンバンマイマイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

本県の特産種で,香春岳・平尾台周辺にのみ分布する。現在も比較的多くの個体群が確認されているが,生息地は石灰岩採掘,開発や野焼きなどによる環境変化に常にさらされている。石灰岩地周辺の林縁や草地といった2次的な植生に多く生息するが,種の分布域自体が狭いため,生息地保全の取り組みが必要とされる。特に鉱山敷地内の生息地保全は,事業者の協力が必要とされる。

危機要因 森林伐採 草地開発 石灰採掘 土地造成 産地局限 その他 :野焼き
分布情報

香春町香春岳(タイプ産地),北九州市小倉南区平尾台(口絵写真30)・市丸・高津尾


MAP
種の概要

殻はやや小型で,円錐形。臍孔は広く,深い。殻表は淡黄褐色,成長線を除き平滑で光沢がある。体層周縁は丸い。外形はシメクチマイマイに似るが,光沢がより強く,殻底は平板で臍孔はより広い。

特記事項

本県の固有種。

生息環境
  • その他
  • 草原
  • 山地森林
補足情報

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