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種の解説

オオコウラナメクジ

学名:Nipponarion carinatus Yamaguchi & Habe, 1955

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改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 異鰓目
科名 オオコウラナメクジ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由
高橋・岡本(1969)でヤマコウラナメクジとされた旧・甘木市三奈木のものは,その後本種に訂正された。他には1998年に英彦山で1個体の生息が確認されたのみで,県内では産地が限定的で,個体数も極めて少ない。森林伐採で生息地,個体数とも減少することが危惧される。
危機要因 森林伐採 産地局限
分布情報
添田町英彦山中岳,朝倉市三奈木

MAP
種の概要
体長40mm位。体色は褐色で,淡褐色の小斑紋で覆われる。頭部は黒色。甲羅後方の背面には尾端まで稜角があり,種小名carinatusはこの稜角に因む。タイプ産地は鳥取市久松山。国内では本州(東北以南),四国,九州(福岡県,熊本県)に分布する。自然度の高い産地の森林のほか,松江城など市街地でも発見されている。
生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
補足情報
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