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種の解説

ホソウネモミジボラ

学名:Inquisitor latifasciata (G. B. Sowerby II, 1870)

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改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 新生腹足目
科名 モミジボラ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
選定理由

本種の現生個体群は国内では有明海に分布がほぼ限られる。2005年に大牟田市沖の水深9.5の砂泥底で生息が確認された。本種は有明海の潮下帯に比較的広く分布するが,個体数は少ない。有明海で行われている覆砂事業は,本種の生息環境に負荷を及ぼす可能性がある。本種のほか,かつてのクダマキガイ科は,近年複数の科に分割された(Bouchet et al., 2011)。

危機要因 海岸開発 水質汚濁 産地局限 その他 :覆砂
分布情報

大牟田市三池沖(波部・田中,1959),有明海,黒崎(Inquisitor sp.:高橋・岡本,1969);大牟田市沖(2005年:森敬介,未発表)


MAP
種の概要

殻長40 mm,細長い紡錘形,湾曲した縦肋の間に明瞭な螺肋を持ち,やや布目状になる。有明海,朝鮮半島,中国大陸沿岸に分布。

生息環境
  • 海域
補足情報
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