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種の解説

ヤマキサゴ

学名:Waldemaria japonica (A. Adams, 1861)

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改訂版RDB2014概説

画像:低い円錐形で,算盤玉状の殻を持つ貝。ヤマキサゴ。
分類群 貝類
目名 アマオブネ目
科名 ヤマキサゴ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

県内での分布は局限的であり,個体数も少ない。自然度の高い森林の遷移進行や伐採,トレッキングによる踏みつけなどで数少ない生息地が狭まっている。キサゴ類に似た殻を持つ希少種であり,コレクターによる過度の採集も危惧される。

危機要因 森林伐採 乱獲 踏みつけ 産地局限
分布情報

北九州市小倉南区平尾台,添田町英彦山,古処山(朝倉市,嘉麻市)(口絵写真2)


MAP
種の概要

殻幅10mm程度。低い円錐形で,算盤玉状。殻質やや厚く,堅固。殻口は半月形で,石灰質の蓋を持つ。臍孔は厚い滑層で覆われて開かない。本州(青森県)から九州(宮崎県)の山地に分布。落ち葉の下や岩壁の蘚苔類中で生息する。地上性であるが,雨後は木の幹を若干上る。

生息環境
  • 山地森林
補足情報

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