アゲマキ
学名:Sinonovacula lamarcki Huber, 2010Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 有明海に分布。本種の漁獲量は,有明海福岡県地先では100~300tあったが,1988年に佐賀県沿岸で大量斃死が発生し,1990~91年には本県でも大量斃死が発生し大きく減少した(相島,1995)。1994年には国内での漁獲量がほとんど無くなり,稚貝の発生がほとんどみられなくなった。県内有明海沿岸では,現在も健常な個体群が存在せず,絶滅の危機に瀕している。食用・水産有用種であるため,生態の研究は多く,種苗生産も確立されており,佐賀県では種苗放流による個体群の一定の復活が確認されている(津城,2011)。 |
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危機要因 | 河川開発 海岸開発 水質汚濁 乱獲 その他 :覆砂 |
分布情報 |
沖端,黒崎,矢部川河口付近(岡本,1956),有明海(高橋・岡本,1969) MAP |
種の概要 | 殻長90 mm,長い棒形,前後は広く開く。薄質,白色。黄褐色の殻皮を被る。有明海,八代海北部,朝鮮半島,中国大陸沿岸に分布。内湾の河口域や干潟の泥底に縦穴を掘って生息する。 |
生息環境 |
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