福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

オキヒラシイノミ

学名:Pythia cecillei (Philippi, 1848)

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2014概説

分類群 貝類
目名 異鰓目
科名 オカミミガイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由
県内では福岡市和白・今津瑞梅寺川河口で1940~50年代に生息が確認されているが,現在は生息しておらず,消滅年代は不明である。2001年版では絶滅としたが,2003年に福津市で少数の生息が確認されたため,カテゴリーを変更する。福津市では重ねて調査を行ったが,追加個体は発見されず,過去の生き残りか新規加入か判断できない。以上のほかに県内の記録はなく,絶滅に近い状態である。
危機要因 河川開発 海岸開発 湿地開発 水質汚濁
分布情報
今津,和白(高橋・岡本,1969);福津市渡(2003年:口絵写真24)

MAP
種の概要
殻長23 mm,背腹に扁平な紡錘形,殻口には複数の歯がある。黒褐色で色帯があり,やや厚い殻皮を被る。山口県~鹿児島県にかけての日本海・東シナ海沿岸,中国大陸南部~ベトナムに分布。現在,佐賀県東松浦半島以西で生息が確認されている。内湾や河口域の高潮帯・潮上帯,海岸林の辺縁や葦原に生息する。
生息環境
  • 河口・干潟
補足情報

2001版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.